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いただきます!にいがた食の安全・安心通信

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第45号:平成20年3月21日発行
*** 今号の目次 ***

■1 食の安全・安心「注目」トピックス
  ・加工食品の原料原産地表示を推奨する取組が行われます
  ・新潟県でフグによる食中毒が発生しました

■2 ホームページ厳選採れたて情報

■3 食の安全・安心リレーコラム
  ・「身のまわりにある”食文化”を考える。」

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│1│ 食の安全・安心「注目」トピックス
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食の安全・安心に関する情報の中で、今最も注目を集めている話題をピックアップして、皆さんへ紹介するコーナーです!

▲▽  加工食品の原料原産地表示を推奨する取組が行われます  ▲▽

 中国産冷凍餃子による薬物中毒事案の発生を機に、加工食品の原料原産地についても知りたい、表示して欲しいといった消費者の声が多くなりました。JAS法では、加工食品について、国内で製造した生鮮食品に近い20種類に限り、原料の原産地の表示を義務化しており、現在、国民生活審議会などでは、原産地表示の義務づけ拡大が議論されています。

 そのような中、JAS法を所管する農林水産省では、食品事業者が自主的に原料原産地表示を行うよう業界団体に求める通知を出し、原産地情報の提供を推進する4つの施策を打ち出しました。

1 加工食品の原料原産地表示をする場合の手引きの作成
 事業者向けのQ&A形式で(案)が作成されています。
2 相談窓口の設置
 地方農政局などに業者からの相談を受け付ける窓口を設置します。
3 事業者表彰の実施
 加工食品の原料原産地に関する情報提供を重点的に評価し、表彰します。
4 優良事例集の配布
 原産地に関する情報提供に積極的に取り組む優良な事業者の取組内容、商品等の事例を取りまとめた優良事例集の配布を行います。

* 詳しくは農水省プレスリリース

  別添(団体への通知文、表示の手引きQ&A案)


 加工食品の原料原産地表示の義務付け範囲の拡大は、業者間取引での情報伝達が確実に行われなければ難しいことや、その都度市場にあるものを仕入れて製造する小規模業者は、毎回表示の変更が伴うなど実現までにはたくさんの課題があります。
 今回の取組は、原料原産地表示を求める消費者の声に応えるため、農林水産省として今すぐできることを打ち出したと言うことだと思います。事業者の皆さまには、これをビジネスチャンスととらえ、積極的に取り組むことをお願いしたいです。(生活衛生課 遠山)


▲▽     新潟県でフグによる食中毒が発生しました     ▲▽

 上越地域振興局管内で、フグによる食中毒が発生しました。
 調査の結果、患者はクサフグの肝臓を食べたことがわかりました。
 なお、フグは種類により可食部が異なりますが、肝臓及び卵巣はすべて有毒で食べられません。フグの魚種の鑑別や除毒方法は専門的な知識と技術が必要です。家庭では除毒処理していないフグ(丸フグ)を調理しないでください。

 フグに毒があることはよく知られていますが、毎年全国でフグの中毒が発生しています。県内でもフグ中毒が散発的に発生していますが、その特徴は今回のように家庭で調理して中毒が発生していることです。
 フグは魚種により有毒部位を除去することで食用にできますが、フグの魚種の鑑別や除毒方法は専門的な知識と技術が必要です。県外でも、自分で釣ったフグを調理して食べた事による重症事例や死亡事例が、例年発生していますので、家庭では除毒処理していないフグ(丸フグ)を絶対に調理しないでください。(生活衛生課 佐藤)

新潟県:フグによる食中毒が発生しました

新潟県:フグの取扱いについて

新潟県:フグ中毒の発生状況

新潟県:フグの除毒処理が可能な施設

釣りをされる皆様へ(厚生労働省)

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│2│ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!

★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!
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■BSE検査情報(2月分)を更新しました。

■「ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒情報」随時更新中!
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★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★からお届けします!
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■阿賀町上川産そば粉100%使用の「上川そば祭り」が開催されます。
 地元産のそばを味わっていただくため100%地元産そば粉による「第1回上川そば祭り」を開催します。
当日券50セットのみの販売になりますのでお早めにお越しください。
 期日:3月22日(土)午前10時から午後2時まで


■県内の健康ビジネス事業者の75%が拡大を指向!
 健康関連分野への取組状況調査結果をお知らせします
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★★   厚生労働省、農林水産省などからの注目情報です!   ★★
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■平成18年度畜水産食品の残留物質モニタリング検査結果について(厚生労働省)

■薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒部会(平成19年9月21日開催)の議事録が公開されました(厚生労働省)
昨年10月に発表された「ノロウイルス食中毒対策について(提言)」のとりまとめでの議論が掲載されています。
議事録

配付資料

「ノロウイルス食中毒対策について(提言)」

■第21次国民生活審議会総合企画部会3月11日及び3月18日開催分の配布の資料が公開されました(内閣府)
窓口体制についての調査結果、国民生活センターの在り方(素案)などが公開されています。

■平成19年度第2回「消費者動向調査」〜消費者の「食を通じた健康への取組み」について〜の結果概要
特定保健用食品等に関するアンケート調査結果が掲載されています。

■「農林水産物・食品の地域ブランド確立に向けて(地域ブランドワーキンググループ報告書)」の決定について(農林水産省)

■平成19年度卸売市場における先進的な取組事例について(農林水産省)

■第32回コーデックス連絡協議会の概要(厚生労働省、農林水産省)
コーデックス委員会の各部会での協議内容について報告されています。
■中国産冷凍ギョウザが原因と疑われる健康被害事例の発生に係る製品の回収等について(第6報)(厚生労働省)

■平成19年度立ち上がる農山漁村の選定について(北陸農政局)
「立ち上がる農山漁村」は、自律的で経営感覚豊かな農山漁村づくりの先駆的事例を選定し、これを全国に発信・奨励することにより、「地域自ら考え行動する」意欲あふれた活動を広め、推進することを目的に実施しています。

■簡単朝食レシピ
 朝食を食べないことの弊害が指摘されるなど、最近朝食の欠食が社会的関心を呼んでいます。
 そこで、地元食材を生かした簡単に朝食が摂れるレシピを石川県料理学校協会とタイアップして作成しています。(北陸農政局)

■薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会(平成20年3月11日開催)配布資料一覧(厚生労働省)

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│3│ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?

◇◇今週は… 健康対策課 高木不退さん が執筆しました。

★★★    「身のまわりにある”食文化”を考える。」   ★★★

 先日、とある親戚から文旦(ぶんたん)をいただきました。ここ何年か、時期になるといただくのですが、恥ずかしながら、それまでは文旦の存在を知りませんでした。
 四国地方をはじめ西日本で良く栽培される(らしい)この果物は、見た目はグレープフルーツより少し大きいのですが、いただいてからしばらく常温でおき、(他の果物と同じように、冷蔵庫に入れると熟さなくなる)甘くなるのを待って食べるととてもおいしく、やみつきになります。

 また他にも、交通網が整備され、様々なものが流通し、インターネットの普及など情報量も多い現在、昔はなかった料理や食材を多く目にするようになりました。
 2月に節分がありますが、その時期にコンビニやスーパーなどでよく見られるようになったのが恵方巻(えほうまき)。県内でも食べていた方はいらっしゃったかもしれませんが、私は全然知りませんでした。以前は地元長岡のスーパーでは見かけませんでしたが、現在は2月の販促イベントとしてバレンタインデーと共に欠かせないものになっており、たいていのお店で見かけます。

 また食材として冬の時期に我が家の食卓に最近あがるようになったのがサメ。県内では上越地方で食されていたと聞いたことがありますが、煮付けにして食べると結構美味しい。このように、現在は1つの場所で様々な食の文化、風習に触れることが出来る状況なのかもしれません。
 もちろん子どもの頃から食卓に並んでいたもの、例えば長岡なすは今でも地元のお店でしかあまり見ませんが、夏などはふかして食べます。いご(えご)練りも昔は嫌いでしたが、今は食べます。これらもたまにですが、欠かすことはできません。
  
 今年度、県では食育の取組として、「食のレシピ集」を作成しました。県内の郷土料理10品のレシピと栄養価、一口メモを掲載しているこのレシピ集は、広い県内で様々な食文化があることを窺い知ることが出来ます。また国でも「郷土料理百選」を選定してふるさとの味を伝えていく取組をしています。(新潟県は「のっぺい汁」と「笹寿司」が選ばれています)
 このように郷土食や食材といった食の知識を増やしていくと、食卓もより楽しくなるでしょうし、食を選択する力がついて食の安全・安心にもつながると思います。また従来からある郷土料理は、地元農林水産物の活用にもつながるかもしれません。これからもスーパーや飲食店などで、食の知識を増やしていこうと思っています。


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│4│ 編集後記
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 私にとってフグは、「フグちり」のイメージが強く、冬の食べ物というイメージが定着しています。
 しかし、新潟県のフグによる食中毒は、4〜6月に多く発生しています。今回の事件のように釣ったフグを素人が調理して起こっているようです。
 丸フグを家庭で調理することは危険ですのでやめましょう!

 今回で今年度のメルマガも最後となりました。
 長いようで、あっという間の1年でしたが、皆様のお役に立ちましたでしょうか。私はメルマガ作成のおかげで、いろいろと勉強することができ、大きく飛躍できた1年だったと思います。
 
 来年度も読者の皆様の役立つ内容で、楽しんでいただけるようなメルマガを作っていきたいと考えていますので、今後ともご愛読よろしくお願いいたします。m(__)m
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新潟県福祉保健部生活衛生課食の安全・安心推進係 E-mail:ngt040250@pref.niigata.lg.jp
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