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いただきます!にいがた食の安全・安心通信

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第51号:平成20年5月29日発行
*** 今号の目次 ***

■1 食の安全・安心リレーコラム
  ・国産の畜産物の安定供給について

■2 インフォなび

■3 ホームページ厳選採れたて情報

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│1│ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?

◇◇今週は… 畜産課 大矢俊行さんから執筆していただきました!

▲▽       国産の畜産物の安定供給について       ▲▽

 5月の新聞で「牛乳品薄の恐れ」という記事が出ていました。牛乳の生産が減少しており、少子化等で牛乳消費は減少傾向だが、それ以上に牛乳の供給量が減少するのではないかと懸念されています。
 エサの高騰から酪農家の廃業が増えると同時に乳牛に与えるエサを減らす動きも強まり、牛乳の生産量が減少する「悪循環」があります。
 エサの価格が高騰している理由は、中国など新興国での穀物またはエサ需要の拡大やエサの主原料であるトウモロコシが、米国でのエタノール原料向けの増加により、食料と燃料で限られた穀物資源を奪い合っていることがあげられます。
 穀物価格の高騰が、畜産農家の経営を圧迫しているのは、日本の家畜が食べるエサの中の穀物の90%を輸入に頼っていること、更には、そのうち5割は米国産のトウモロコシが占めているからです。
 このため、畜産業界全体としてエサの自給割合を高めるための取り組みを始めています。日本では年間1,130万トン発生する食品工場からの食品残さやコンビニ等の売れ残りなどのうち、エサとして再利用されているのは22%(250万トン)に過ぎず、これらをエサとして利用しようという取り組みが各地で動き始めています。
 一方で、日本人の主食である米の消費量が減っており、耕作放棄地も増えています、米についてもエサへの利用がすすめば自給率が上がり、農地も有効利用できますので、エサ用の米を本格的に活用する取り組みが始まっているところです。
 しかし、最近のエサや燃料等の価格上昇は畜産農家の努力だけでは吸収できないコストアップとなっています。
 生産コストの上昇の中、牛乳では乳業メーカーとの交渉により小売価格が4月に30年ぶりに値上げし、1リットル当たり約10円アップしました。
 しかし、この価格水準では経営を継続できない酪農家が急激に増加すると言われています。安全・安心な国産畜産物の安定的な供給を続けていくためにも、畜産農家の現状をご理解の上、是非とも応援団となっていただきたいと考えております。


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│2│ インフォなび
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 アレルギー物質を含む食品の表示は平成13年4月1日から施行されました。必ず表示しなければならない「特定原材料」と表示した方が望ましい「特定原材料に準ずるもの」の2種類があります。

 平成20年6月3日付けで「えび」と「かに」が特定原材料に準ずるものから特定原材料に変更されました。このことにより、「えび」と「かに」は表示が義務化されました。変更の詳しい内容については次回のトピックスでじっくりとお話しすることとして今回はアレルギー物質について簡単に説明させていただきます。

 「特定原材料」は、今回の変更により卵・乳・小麦など7品目が、「特定原材料に準ずるもの」には、あわび・いか・いくらなど18品目が規定されています。発症数が多いものや症状が重篤で生命に関わるものは、前者。発症数が少なく、「特定原材料」とするには今後の調査を必要とするものは後者に分類されています。

 食物アレルギーはごく微量のアレルギー物質によって引き起こされることがあるため、当該製品には使用していなくても、同一製造工場でアレルギー物質を含む製品を製造してコンタミネーション等の可能性が考えられる場合、アレルギー疾患者への注意喚起の表示を行う必要があるなど事故防止対策が講じられています。
 食物アレルギーをお持ちの方が、食品選びに苦労されているということがこの表示制度でもよくわかりました。

 私がアレルギー表示という言葉を耳にしたのは、「アスパラのベーコン巻き」を結着させるために卵の白身を使用され、その卵で、子どもがアレルギー症状を起こしたというニュースを聞いたのが初めてだったと思います。食物アレルギーという言葉は何度か耳にした事があったのですが、ごく微量で発症することに驚きを感じたことをよく覚えています。
 ずっと以前のからあったように思えますが、アレルギー表示が完全実施されたのは、平成14年と意外と最近の事です。
 今回、えびとかにが義務表示になったように今後の調査で表示が義務化とされる食品が増えて食物アレルギーを持つ人が安心して購入できるようになるといいと思います。

▼詳しくはこちらをご覧ください。

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│3│ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!

★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!
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■えびとかにのアレルギー表示が義務づけられました。
「えび」と「かに」が、「特定原材料に準するもの」から「特定原材料」に変更されました。

■トキめき新潟国体及びトキめき新潟大会の衛生対策指針を掲載しました。

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★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★からお届けします!
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「にいがたフード・ブランド推進事業」プロモーション委託業務に係る企画コンペティションの審査結果報告新潟県産農林水産物の認知度を高め、販路開拓のため、最も効果的なプロモーションを実行できる業者を選定するため、企画コンペティションを実施した。

■「にいがたの定番」地鶏料理コンクールの応募作品を募集します
新潟県調理師会の会員及び県内の飲食施設や宿泊施設等で料理の提供に従事する方を対象に、「にいがた地鶏」を使った「にいがたの定番」料理を募集します。

■おいしいお米がとれますように 〜三用小学校の田植え〜
5月28日(水)、南魚沼市(旧大和町)三用小学校の学校田で、全校児童と地域の方々で田植えが行われました。

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★★   厚生労働省、農林水産省などからの注目情報です!   ★★
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■「輸入加工食品の自主管理に関する指針(ガイドライン)」の公表及び輸入者等説明会の開催について(厚生労働省)

■輸入食品に対する検査命令の実施について(ブラジル産小麦)(厚生労働省)

■有機に係る日本の基準・認証の仕組のISO17011への適合が米国から認証されたことについて(農林水産省)

■森井食品株式会社における手延べそうめん等の不適正表示に対する措置(改善命令等)について(農林水産省)

■英国からの家きん肉等の輸入一時停止措置について(農林水産省)
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新潟県福祉保健部生活衛生課食の安全・安心推進係 E-mail:ngt040250@pref.niigata.lg.jp
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