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いただきます!にいがた食の安全・安心通信

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第35号:平成19年11月2日発行
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┏┏┏  ♪いただきます!にいがた食の安全・安心通信♪   ┏┏┏
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◆第35号◆新潟県生活衛生課発行(平成19年11月2日発行)◆◆

*** 今号の目次 ***

■1 食の安全・安心「注目」トピックス
  ・どこが違うの?JAS法と食品衛生法?
  ・食品営業者のための「食品表示講習会」を開催します!

■2 ホームページ厳選採れたて情報

■3 食の安全・安心リレーコラム
  ・もっと牛乳を飲みましょう

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│1│ 食の安全・安心「注目」トピックス
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食の安全・安心に関する情報の中で、今最も注目を集めている話題をピックアップして、皆さんへ紹介するコーナーです!

▲▽     どこが違うの??JAS法と食品衛生法?     ▲▽

 「食品偽装」や「改ざん」という文字が新聞紙上で毎日のように掲載され、県にもマスコミ各社から様々な問い合わせがあります。
 「赤福」の問題では、初めJAS法では表示違反に該当するけれども、食品衛生法では問題ないとされていたことに、「どこが違うの?」と疑問を持たれた方も多いのではないのでしょうか。

 そこで今回はJAS法と食品衛生法の表示の違いを簡単にご説明します。

 食品の表示はいくつもの法律によって規制されています。その中に農林水産省が所管する「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」と厚生労働省が所管する「食品衛生法」があります。

 JAS法と食品衛生法はともに名称、期限表示、製造者など食品に表示するべき事項を定めています。
 では、何が違うのでしょうか?

 答えは、目的です。
 JAS法の表示の目的は「消費者の商品を選択に役立つこと」です。
 一方、食品衛生法の表示の目的は「飲食で健康被害を発生させないこ
と」です。

 ここで赤福の事件を振り返って見ましょう。

 当初、会社側は店頭出荷していない冷凍品を必要に応じて解凍・再包装し、この再包装した日を新たな製造年月日として表示していたとしていました。

 これは、「事実を誤認させるような表示」であり、「事実を誤認させるような表示をしてはならない」と定められているJAS法に違反します。
 一方、「事実を誤認させるような表示」だとしても「飲食によって健康被害が発生する」とは限りませんよね。直ちに、健康被害を発生させない時は、食品衛生法違反とならない場合があります。

 ところが、その後「店頭売れ残り品を回収し、包装紙を巻き変え、根拠のない消費期限をつけて再度出荷していた」ことが判明し、食品安全上も問題があることから、三重県は食品衛生法により営業禁止にしました。

 最終的には食品衛生法にも違反していることが判明しましたが、法律の目的が異なっているため、「JAS法では問題であっても、食品衛生法違反ではない」とされるケースもあるわけです。

 また、ミートホープや比内鶏の事件は、商品内容を偽って表示していたとして「不正競争防止法」が適用されました。この法律は、いわゆる「ニセモノ」を取り締まる法律で、経済産業省の所管になります。

 いずれにしても、健康被害が発生しないからといって、消費者を欺くような表示は許されません。もし、不信な表示を見かけましたら、ご連絡ください。
食品表示相談窓口
  生活衛生課  025-280-5205
  食品・流通課 025-280-5743
  県民生活課  025-280-5135
  各地域振興局健康福祉(環境)部、農林(農業)振興部
http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/
05soudan/sou01.html



▲▽  食品営業者のための「食品表示講習会」を開催します!  ▲▽

 県と新潟市では、食品営業者を対象に、表示のルールを改めてご理解いただき、消費者の信頼確保に努めていただくため、県内2会場で「食品表示講習会」を開催することとしました。

日時・会場
 11月19日(月)18:30〜20:30
          新潟ユニゾンプラザ(新潟市中央区上所)
 11月20日(火)13:30〜15:30
          長岡市立中央図書館(長岡市学校町)

内容 1.JAS法違反に問われている事例と正しい表示のあり方
   2.食品衛生法に基づく期限表示とその設定方法
   3.質疑応答

参加方法
 11月14日(水)までに県生活衛生課までFAXで申し込んでください。申込用紙は下記リンク先のチラシをご覧ください。
http://www.pref.niigata.lg.jp/seikatueisei/1193933771430.html

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│2│ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!

★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!

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■11月1日「毒きのこ食中毒発生注意報」を発令しました

■毒きのこ(ハイイロシメジ推定)による食中毒が発生しました。


■スギヒラタケの摂取をひかえましょう!

▽「にいがた食の安全インフォメーション」毒きのこのページはこちら

■ノロウイルスによる感染症胃腸炎・食中毒情報(第1回)を掲載しました。

■食品期限表示の設定のページを更新しました。

■残留農薬検査情報(10月分)を更新しました。

■平成19年度製菓衛生師試験合格者等をお知らせします。


■平成19年度調理師試験合格者等をお知らせします。

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★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★からお届けします!
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■【南魚沼】「平成19年度みなみうおぬま地域食育フェア」を開催しま
す。


■【新潟】地産地消に関するイベントが開催されます


■【パブリックコメント】新たな新潟県特別栽培農産物認証制度への移行
(案)についてご意見を募集します。



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★★    厚生労働省、農林水産省からの注目情報です!    ★★

■11月20日(火)、新潟市の新潟東急インで「遺伝子組換え農作物等を考えるシンポジウム」が開催されます(北陸農政局)
 遺伝子組換え技術の内容や技術のメリット・限界を分かりやすく説明し、消費者、生産者等と行政・試験研究機関との間で双方向の意見交換を行うものです。
 基調講演は、にいがた食の安全・安心審議会委員の藤井智幸さんです。

■環境保全型農業に関する消費者、農業者、流通業者などの意識・意向調査の結果が公表されました(農林水産省)

■JAS法による業者間取引の規制について、農林水産省が説明会を開催します(農林水産省)

■めざましごはんキャンペーンが始まりました!(農林水産省)

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│3│ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?

◇◇今週は… にいがた食の安全・安心審議会会長 楠原征治さんから執筆していただきました!

★★★        もっと牛乳を飲みましょう       ★★★

 今、酪農家がとても困っています。酪農家が飼育する乳牛より生産される牛乳は、肉や卵とともに畜産物の代表でもあり、私どもに良質のタンパク質を供給してくれますが、このところの牛乳離れによる牛乳消費量の減少が深刻化し、酪農家は乳量の減産に努めざるを得なくなってきています。
 また、牛乳から作られるバター、チーズ、ヨーグルトなどの消費もそれほど伸びてはいません。新潟県の酪農家は現在、374戸で、12,000頭の乳牛を飼い、90,000tの新鮮で、美味しい牛乳を生産していますが、消費量の減少で生産調整をせざるを得ません。

 学校給食は牛乳消費量の1割余を賄っていますので、少子化によって学校給食での牛乳消費量が減少していることも大きな要因でしょうが、「健康に良い」というこれまでの認識に疑問が持たれ始めていることにも原因の一つがあるようです。「牛乳神話完全崩壊」、「牛乳の飲みすぎには注意しましょう!」などの出版物も出され、牛乳に対する激しいバッシングの影響を受けて、牛乳離れが進んでいる可能性もあります。乳幼児にみられる牛乳アレルギー、お腹の具合が悪くなる乳糖不耐症など牛乳によって起こる病気も確かにありますが、牛乳を飲むと肥満や動脈硬化になる、美容に悪いなどのイメージにも惑わされているようにも思います。

 牛乳はビタミンC,ビタミンD,鉄分、食物繊維などは不足気味で、完全栄養食品とはいえませんが、タンパク質、脂肪、炭水化物を多く含みミネラル、ビタミン類も含めたバランスのよさは他の食品には余り例をみません。私どもの健康を守る上で欠かすことができない成分を多く含み、特に牛乳タンパク質は食品タンパク質の中でも最も優れたアミノ酸バランスに富み、栄養価の高いタンパク質です。また、免疫グロブリンと呼ばれる免疫タンパク質も多く含み、病原菌の進入も防いでいます。牛乳タンパク質が酵素によって分解されて生ずるペプチドの中には血圧を下げたり、眠りを誘うペプチドもあることが最近の研究で明らかにされています。よく知られている事実として、カルシウムを多く含み、効率よくカルシウムの吸収を促進し、骨粗鬆症の予防にも役立っています。

 酪農家からタンクローリーによって輸送された原料乳は、飲用乳になるまでに省令に基づいた厳しい品質検査(アルコール検査、比重、酸度、脂肪率、細菌数、抗生物質、色、風味など)を受けていることからも、安全な食品です。栄養機能、嗜好機能および生体調節機能をもち、しかも安全性を有する牛乳の消費を伸ばすための工夫はありませんか。私は牛乳の応援団として、酪農家の皆さんの元気な姿をみたいものです。


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│4│ 編集後記
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 牛乳と言われると、やっぱり給食を思い出します。
 中学校を卒業して早いもので数年経ち、給食が懐かしく思い出されます。
 最近は、スーパーマーケットやパン屋の店頭で、大好きな給食の献立だった「ソフトめん」や「きな粉あげパン」を見つけると、懐かしくてつい買ってしまいます。
 給食から弁当に変わったことで、私の牛乳消費量も減少しました。
 最近は極力飲むようにしているものの、1日おきになってしまったりと、なかなか消費量は伸びません。
 特に、これから寒い季節になると、冷蔵庫から出した冷たい牛乳を飲む気にはなれないのですが、そんな時に牛乳を使って簡単にできる料理があります。白菜を牛乳でコーンシチューの素を入れて煮るだけですが、とても暖まりますので寒い季節には助かる一品です。
 栄養豊かな牛乳を上手に摂るために、皆さんもぜひお試しください
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新潟県福祉保健部生活衛生課食の安全・安心推進係 E-mail:ngt040250@pref.niigata.lg.jp
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