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食品の苦情事例集

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事例2:菓子に虫の幼虫が混入

苦情の概要

9月中旬に購入した菓子(小袋に包装した米菓を大袋に詰め合わせたもの)を少しずつ食べていたところ、11月上旬に入って小袋の中に虫の幼虫が混入しているのが発見されました。残っているもののうち4個の小袋の中にも幼虫が確認されました。

原因と対策

幼虫は「ノシメマダラメイガ」の幼虫と同定されました。

以下の点により、製造段階における当該昆虫の混入は否定され、流通段階以降での侵入が推定されました。

  • 検査により侵入孔と思われるピンホールが確認されたこと。
  • 当該製品は8月上旬以前に生産されたものであり、ノシメマダラメイガの場合、有効積算温量が約460日度であることから、8月上旬以前に卵や幼虫が侵入したとして、幼虫の状態で11月まで生きていることは考えられないこと。
  • 脱皮殻や成虫も認められず世代交代もないこと。

有効積算温量

昆虫の卵から成虫までの発育速度は、温度が高いと速く、温度が低いと遅くなり、次の式で表されます。

有効積算温量(日度) イコール 発育所要日数(日) かけるかっこ { 温度(度)ひく発育限界温度(度) }かっことじ

ノシメマダラメイガの場合、有効積算温量が約460日度であり、卵から成虫までの発育所要日数は、発育温度によって次のようになります。

15℃…145日、20℃…68日、25℃…40日、30℃…32日

8月上旬に卵の状態であったノシメマダラメイガが通常の気温で置かれたとすると、計算上2ヶ月程度で成虫になると考えられます。

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